写真の奥が
天香山命を祭神とする弥彦神社がある弥彦山。
古事記では天香山命が野積におりて稲作を広めたとされる。
今年は皇紀2678年。
初代天皇の神武天皇が御即位されてから2678年。
神武天皇は私の浅はかな記憶を辿ると
天照大神の孫のそのまたひ孫にあたる。
天香山命は天照大神のひ孫。
こんな古事記の時代から写真の風景が連綿として、亀の一生ほどではないにせよ、
すなくても鶴の一生ほどの時間は、
この地で越後人によって育まれ続けられているのか?
この写真の近くに天香山命の弟である可美真手命(うましまでのみこと)が祀られている鞍掛神社がある。822年創立だそうだ。
少し長生きした鶴の一生ほど昔からこの地で稲作が行われ、稲穂越しに弥彦山を古人はみていたのだろうと思う。
いずれにせよ、春先の田植えを終わった後の風景と稲穂の風景。
しあわせの息吹を身体いっぱいに吸い込みたい。