夕方、未登録の電話番号がスマホに表示された。
どなたなんだろうか?
電話に出たら○○の姉ですとの声が聞こえた。
私はおっ家内の親戚だと鵜呑みにして、今変わりますと伝えて電話を渡した。
すると、今変わりますと言ったおっ家内が私に電話を渡した。
おっ家内がさりげなく私に言った。
「○○さんのお姉さんだよ。」
私はやっとわかった。
先日、学生の時の友人から学生の時の仲間の訃報を教えてもらった。
その亡くなった故人のお姉さんからだった。
私が送った年賀状を見て、電話をかけてくださった。
先日の友人からの連絡からは分からなかった友人の最後の様子がわかった。
突然の病気だった。
無念だ。
お姉さんと話ながら友人の顔が浮かんだ。
人の生涯が終わった。
学生の時に笑ったり怒ったりしていたあの男が死んだ。
死んだんだ。
何の為に、
あの街で俺たちと建築を学んだんだ。
何の為に。
こんなに短くていいわけないよな。
確かに死ぬほど遊んだし、
苦しい程に図面を書いたし、
レポートも出したよな。
やりたいことを存分にやり切ったよな。
みんな金もない中で。
金がないからこそ、
みんなで色々なことを一杯やれたよな。
俺たちの最高の4年間だったよな。
でもそれでお前はいいのか?
そんなこと言っても、もう鬼籍にはいちまったんだよな。
俺さぁー。
やっぱり、さみしいよ。
残念だよ。
人生の中の4年でしかないけれど、
あの4年がなければ、今の俺はないし、
今な、こんなブログを書きながら泣いている俺という存在はないぞ。
なんなんだ。
早く行きやがって。
でも、お前も本意であるはずがないよな。
生きたかったよな。
死ぬなんて全く思わなかったよな。
でも、お前はいっちまったんだよな。
かなしいよ。
頼むよ。
そっちから俺たちを見守っていてくれよ。
早くいっちまった人間の責任だ。
果たせよ。
その責任。
果たしてくれよな。
こんな頼みをこんなに早くするとは思わなかったぞ。
コラァ!
ばかやろ!
向こうでも、ロマンスカーと俺たちを愛してくれよな。
一才歳上のピューちゃんよ!
合掌