先週、西村康稔経済財政担当大臣が見附市を視察されたそうだ。
見附市が宅地開発を行った超豪華ではあるもののなかなか売れない“ウェルネスタウンみつけ”とまちの駅ネーブルみつけを視察されたとのこと。
きっと・カット…。
行政界隈では上記の施設を含めた健康政策は成功事例として御認識されておられるからこそ、
西村大臣が視察にお見えになられたのでしょう。
でもね、行政界隈では成功の御認識かもしれないけれども、御当地見附市界隈ではそんな御認識は誤認識にしか過ぎない。
残念ながら。
行政の認識としての成功事例と
民意の認識としての成功事例とは、
そもそもの成功を測る定規が違うから噛み合わない。
こんな場面で“多様性”なんて言葉を使うべきではないのだろうけれども、
行政と民意の認識と成功を測る定規には混沌とした多様な考えがあると思う。
多様な定規で測るとウェルネスタウンみつけが成功しているとするならば、見附市の成功が他のまちで成功するわけがない。
そんなものは、行政界隈で成功とみなされているだけだ。
シューリー・アーンスタインの八つの梯子理論からいえば、民間主体の活動に行政が巻き込まれる。そんな場面がまちづくりにおいては成功なんじゃないのかなぁ。
行政や議員先生らは、理念を実現する為の手段としての政策や箱物の中に成功があると思い過ぎている気がする。
確かに成功は種子の中にあるし、
理念を実現する為の過程のなかにある。
種子や過程の中にある成功の本質は何か?
それは住民自らが自らの手で“困った”を解決している『想い』なんじゃないのかしら?
大臣が見附市で首長と視察をされ何を感じられたのかは知らない。
ですが、住民の想いではなく、首長の想いは感じられのだろうとは思える。
それが見附市の視察が成功となるのかどうかは、私にはわかるはずがない。